実際に入力する画面では、この部分をスキャニング・分割していますので、住所欄だけ、氏名欄だけを表示される画面を見ながら入力します。
主に顧客リストの作成時に使用されます。
アンケートはほとんどこのタイプです。画像ではみずらいですが冊子状になっています。入力時はこの1面分が画面に表示され、一定のルールの順番で印がついている数字を入力していきます。この画像例だと入力箇所は全部で50か所あります。入力時には同じ面を連続して入力します。
顧客リストの場合、2つの意味があります。
生産性の向上のみです。
アンケートの場合、大きくわけて3つの入力タイプがあります。SA、MA、数値です。
SA:シングルアンサーです。回答肢の中から一つだけ選んでくださいという質問です。
MA:マルチアンサーです。回答肢の中から複数選んでくださいという質問です。
数值:そして数値は、あなたが眠る時間は何時間ですかという質問です。これらの質問が原票内に交互に出てきます。これを1原票あたり少ないも
ので10設問程度、多いものになると600設問くらいになります。これらのタイプを600設問すべて理解の上入力することは、生産性に非常に影響を及ぼします。例にある画像は1ページで50設問ですが、これが16ページとかになるわけです。
できるだけ、理解の範囲を小さくするために1ページを最大としています。項目単位にすればもっと範囲が小さくなりますが、画像の切り取り精度が悪くなることと、その設定のためのコストが膨大になります。そのため最少公約数としてページ単位にしています。
(原票から直接入力する場合には、これをすべて理解した上で入力していますが、設問が増えるにしたがって比例以上の生産性悪化を招いています)
「品質は無料である。ただし、それを理解できる人にとってだけは。」とい言葉があります。
いいものであることは当然なのです。品質が悪いのは不良品で、物についている価格は、品質がよくて当然のものなのです。つまり、物、この場合 は入力データですが、間違いがあったら売れないという単純なことです。間違えたところだけ直せばいいじゃないかということもなく一つ間違いがあれば、ほかにも間違いがあるのではないかと疑われます。疑われる製品を作るところには発注はしませんよね。つまり継続して受注をするには、 いいものを作っているという「信頼」が必要なのです。この「信頼」を受けるために「高い品質」を無料でつける必要があるのです。
それで、間違えを検出して正すしくみが必要になるなのです。そのために同じデータを別々の人が入力をして、間違えを見つけます。これを「エントリー」と「ベリファイ」または、「1回目入力」と「2回目入力」と読んでいます。エントリー者もベリファイ者も同じような基本的に間違えた入力をしない人が入力を行って品質を保つようにしています。そこには「まあこれくらいはいいや」という考えはあってはいけません。
「エントリー」であろうか、「ベリファイ」であろうか、レベルに関する設定は、ミス率は0.01%以下とします。(0.01=10000タッチで1回だけのミス)それは、「入力」仕事の最基本の標準になります。
また、徹底的に品質を保つには、「エントリー」と「ベリファイ」以外に、納品する前に、「品質チェック」ステップも設けています。ようするに、入力スピードより品質にもっと重視することにします。